今回は奨学金とは少し違うテーマで「事業が成り立つまでに必要な年数」についてお話ししたいと思います。
私は今年で50歳、会社を立ち上げて19年になります。これまで奨学金バンクを含め、さまざまな新規事業に挑戦してきました。その経験を通じて思うのは、1つの事業が「事業として成り立つ」と言えるようになるには、7~10年ほどの期間が必要だということです。
例えば、弊社では創業後すぐにリーマンショック、次に東日本大震災、そして直近ではコロナ禍と、経済や社会に大きな影響を与える出来事を3回も経験してきました。こうした大きな試練を乗り越え、その度に立て直しを図ってきたことで、ようやく「1つの事業として形になった」と感じられるようになりました。
もちろん、起業からわずか数年で上場する方や、短期間で成功を収める方もいらっしゃいます。しかし、私の経験では、事業が本当に一人前になるには時間と多くの試練を乗り越える必要があります。そして、乗り越えた先に初めて「事業が成り立った」と言えるのではないでしょうか。
奨学金バンクはまだスタートして1年ですが、多くの方々に支えられています。これからの7年、10年の間に何が起こっても、しっかり乗り越えて事業を成長させていきたいと考えています。
引き続き、皆様の応援をよろしくお願いいたします!