本日は「無償化」という言葉が持つ現実とその影響についてお話しします。
近年、高校や大学の「無償化」が話題になっていますが、実際には授業料が無料になるだけで、入学金や修学旅行費、学校への納付金など、その他の費用は対象外です。この現実を知ることで「無償化」という言葉に踊らされないことが重要です。
さらに、無償化制度には所得制限や扶養人数の条件があり、すべての学生が適用されるわけではありません。制度が完全に整うのは2026年以降とされているため、それまでの間に支援が必要な学生は多く存在します。
「奨学金」という言葉も誤解されがちです。実際には大学生の約55%が奨学金を利用しており、大半が返済が必要な「借金」として利用しています。奨学金は「学資ローン」とほぼ同じ性質を持つため、この現実を認識し、支援の必要性を理解していただきたいと思います。
無償化や奨学金制度があるからといって、支援が必要ないというわけではありません。実際には無償化の対象外となる費用や奨学金返済に悩む学生が多く存在します。これまで寄附や支援を行ってくださった方々には、引き続きその重要性をご理解いただき、支援を続けていただければ幸いです。
奨学金バンクでは、寄附金を100%奨学金返済支援に充てる仕組みを整えています。三井住友信託銀行の口座を利用し、透明性を確保しながら支援を行っています。
無償化という言葉の風評被害が広がる中で、正しい情報を理解し、支援の必要性を再考することが重要です。奨学金バンクでは引き続き情報を発信し、学生たちを支える活動を続けていきます。
寄附についての詳細は別途お話しできればと思いますので、ぜひご検討ください。
いつも応援ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。