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米、新たな奨学金プログラムがミャンマーの若者に夢と希望をもたらす

2024年2月29日、米国際開発局(USAID)が「多様性と包括奨学金プログラム」を発表し、ミャンマーの若者たちに対して米国やアジア各国の大学・大学院での就学を支援する新しい奨学金制度が始まりました。このプログラムは、1,000人以上の若者を対象にし、5年間で総額4,500万米ドル(約68億円)を支援するものです。

奨学金プログラムは、書類選考や面接などの試験を通過した若者たちに対して提供され、米国やタイ、フィリピン、カンボジア、インドネシアの大学への留学や、米国アリゾナ大学のオンラインコースの受講をサポートします。留学できる分野は大学によって異なり、学士号・修士号の取得を支援するだけでなく、履修証明書の取得支援や、博士課程在籍者への経済支援、研究者への助成金支援なども含まれます。

このプログラムの発表に際して、在ミャンマー米国大使館のスーザン・スティーブンソン臨時代理大使は、「ミャンマーの人口の45%を占める若者が、『失われた世代』になる危険を防ぐ一助となる」と述べ、プログラムがミャンマーの若者たちにとって未来への希望と夢をもたらす一翼を担うことを期待しています。

USAIDは過去にも2019年からミャンマーの学生約135人を対象に、米国大学での修士号取得を支援する「リンカーン奨学金プログラム」を実施しており、これまでの成功を踏まえて新しいプログラムをスタートさせました。

この奨学金プログラムは、教育機会へのアクセスを広げ、若者たちに将来のキャリアやリーダーシップの機会を提供することで、ミャンマーの社会においてポジティブな変化をもたらすであろうと期待されています。若者たちが教育を受け、知識やスキルを身につけることで、彼らの個人的な成長だけでなく、国全体の発展に寄与することが期待されています。

出典元:【ミャンマー】米、ミャンマー若者に留学奨学金制度を新設|Yahoo!ニュース

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