土佐育英協会(高知市)は、返還不要の給付型「ともしび奨学金」の対象学生を、現行の2人から5人へ拡充するため、クラウドファンディング(CF)を実施している。支援金は月額3万円の給付に充てられる。
「ともしび奨学金」は2020年に設立。菓子メーカー「スウィーツ」(高知県香美市)の創業者・福永稔氏が、自身や父が奨学金を受けて学んだ経験から社会貢献として始めた。低糖質スイーツの売上の5%などを寄付金とし、土佐育英協会内に基金を設けて運営している。
土佐育英協会は毎年度、国公立大や私立大へ進学する高知県出身の学生約50人に、月5万1千~6万4千円を無利子で貸与。その中で希望者のうち2人を選び、「ともしび奨学金」としてさらに月3万円を給付している。
今回のCF(READYFOR プロジェクトページ)は、この対象を5人に広げるために実施。目標額100万円はすでに達成したが、募集は29日まで続けられている。問い合わせはスウィーツ(0887-53-9016)まで。
土佐育英協会の奨学金制度については、協会公式サイトで確認できる。