四国学院大学（善通寺市文京町）は、2025年度の新入生を対象とした新たな奨学金制度「サール・テッラエ特別奨学金」を発表しました。この奨学金は、学生の知性と感性を育む素質を持つ新入生を支援し、学業に専念できる環境を提供することを目的としています。
対象となる学生は、在学中にピア・リーダーなどのサポート役を務めたり、企業経営や教職、福祉関係などのキャリアを目指したりする意欲を持った学生です。学校推薦または総合型選抜（A～C日程）を受験することが条件となります。
この奨学金制度では、授業料全額にあたる年額75万円または50万円が4年間支給され、返還は不要です。奨学金を受け取ることで、教育充実費などを含めた総費用が国立大学の標準額（約53万円）より最大25万円安くなるという利点があります。
募集人数は10人程度で、7月と8月に行われるオープンキャンパスで一次審査としてグループワークが実施されます。結果は8月末までに通知され、最終審査を経て奨学生が決定されます。
この奨学金制度の導入により、四国学院大学は学生の多様な才能を引き出し、地域社会や将来のキャリアに貢献できる人材の育成を目指しています。奨学金を通じて、学生が経済的な不安を抱えることなく学業に集中できる環境を提供し、教育の質を一層高めることを期待しています。
