今日はアメリカで話題となった奨学金返済制度と採用ボーナスのニュースを取り上げます。
アメリカでは、不法移民の取締り官を大量募集するにあたり「採用ボーナス737万円」と「奨学金返済免除」という破格の待遇が提示され、11万人もの応募が殺到したと報じられています。これはトランプ政権下で行われた施策のひとつで、社会的にも大きな注目を集めました。
日本の奨学金制度と異なり、アメリカの奨学金は非常に厳しい条件が課されています。自己破産をしても奨学金の債務だけは残るほど、その返済義務は重く、若者にとっては人生設計に大きな影響を与える負担となっています。そんな背景もあり、「奨学金免除」が採用条件に含まれると、多くの人が飛びつくのも不思議ではありません。
ただし、これはあくまでも「大変な仕事だからこそ実現できる条件」です。移民取締りの現場は過酷で、危険も伴います。つまり「破格の報酬」と「奨学金返済免除」は、その重い業務を担う人材を確保するための切り札と言えるでしょう。
奨学金というテーマは日本でも関心が高く、返済に苦しむ若者が増えている現状があります。アメリカの事例は、日本における奨学金制度の在り方や「教育とお金の関係」について考えるきっかけにもなりそうです。
皆さんは、奨学金免除を条件にした採用制度についてどう感じますか?
ぜひ考えてみていただければと思います。