先日、参議院議員の北村恒夫先生のセミナーに登壇させていただきました。その後の交流の中で、厚生労働省の若手キャリア・人材開発を担当されている方とお話しする機会があり、とても印象的なやり取りがあったのでご紹介します。
その担当官の方は、学校(小学校・中学校)を周られているそうですが、訪問先で必ず出てくる声があるとのこと。それが「奨学金」と「少子化」の問題です。
子どもを産み育てることに不安を感じる背景には、奨学金の負担が大きく影響しているという内容が、寄せられているそうです。奨学金の重さが、少子化に直結しているという現実を改めて突き付けられました。
もちろん、奨学金は文部科学省の管轄であるため、厚生労働省だけで解決できる課題ではありません。しかし、雇用やキャリア形成の観点からも奨学金問題は解決すべき社会課題だと省庁の中でも認識されていることを伺えたのは大きな収穫でした。
さらに、その担当官からは「ぜひ応援したい」という心強い言葉もいただき、奨学金返済支援の取り組みをもっと形にしていきたいと決意を新たにしました。
奨学金は教育だけでなく、雇用、結婚、出産、少子化といった幅広いテーマに関わる問題です。これからも省庁や関係機関の方々と連携しながら、解決の一助となるよう活動を進めていきたいと思います。