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南種子町、返済肩代わり奨学金制度を発表 – 地元企業と連携し進学支援拡大

鹿児島県南種子町は、地元企業や団体と連携し、奨学金返済を肩代わりする新しい制度を2025年4月に開始する予定であることを発表しました。この制度は、種子島島外の高校、大学、専門学校などに進学する町民を対象に、進学をサポートすることを目的としています。2023年冬には、制度に関する説明会が開催される予定です。

この奨学金制度では、進学後に南種子町内の企業や団体に就職した場合、町が借入金の3分の2を、残りの返済は賛同した企業や団体が負担する仕組みとなっています。さらに、町内就職の有無にかかわらず、奨学金にかかる利子はすべて町が負担することが決定されており、借入額の上限は最大500万円となっています。

制度の開始に向けて、南種子町は鹿児島相互信用金庫と連携協定を結びました。このような協定は県内で7例目ですが、地元企業や団体が奨学金の返済を担うのは初めての試みです。現時点で、町内の32の企業や団体がこの制度に賛同しており、地域の若者の進学と将来的な就職を支援するための取り組みが広がっています。

南種子町のこの新しい奨学金制度は、地域における人材育成と雇用促進の一環として期待されており、町全体で若者の未来を支える姿勢が見受けられます。

出典元:奨学金最大500万円の返済を町や企業が肩代わり…島外へ進学する町民対象に新制度 条件は賛同する地元企業への就職です 南種子町|南日本新聞

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