日本大学は18日、陸上競技部とスケート部の幹部が部員から不適切に納付金を徴収していたことを公表しました。これは、7月に重量挙部の元監督が部員から不正に授業料などを集め、私的に流用していた問題に続く不正事例です。
日本大学の調査によれば、陸上競技部では少なくとも過去10年間、スケート部では7年間にわたり、奨学金制度の対象となった部員54人から免除されたはずの納付金を部の口座に振り込ませていたとのことです。徴収された金額は、奨学金を受けていない部員の授業料などに使われていたものの、幹部らの私的流用は確認されていないとしています。
同日、日本大学は重量挙部における不正徴収に関しても新たな情報を公表しました。過去10年間にわたり、48人の部員が被害を受け、総額で3,685万円にのぼる納付金が不正に徴収されていたことが判明しています。
これらの問題は、日本大学の部活動における不正な金銭管理が再び注目される結果となり、大学側には適切な対応と再発防止策が求められています。