山口県で教育振興や奨学金を通じた人材育成に取り組む「防長教育会」が、創立140周年を迎えました。この節目を祝う記念の集いが10月5日、山口市で開催され、奨学生や教育関係者など約70人が参加しました。
防長教育会は、140年前、長州藩藩主・毛利元徳や県出身の政治家・井上馨らの働きかけにより設立された民間の奨学財団です。財団は山口県出身の学生に対し、無利子の奨学金を貸与するほか、奨学生の人格育成にも力を入れており、これまでに2500人以上の学生を支援してきました。
この140周年を迎えた記念の集いでは、これまでの歩みを振り返りながら、今後も地域の教育発展に貢献することを誓う場となりました。防長教育会は、これからも山口県の未来を担う若者を支援し続けることを目指しています。
