東京都品川区は、区内在住の大学生を対象にした返済不要の給付型奨学金制度を、2025年度より導入することを発表しました。この制度は、所得制限を設けない点が特徴で、財源は今年度の事業見直しによって確保された予算を充てる予定です。
区は「教育は全ての人に平等に提供されるべき」という理念に基づき、この奨学金制度を含む新たな支援施策を推進しています。給付額は大学の授業料相当とし、対象者は年間100人程度を見込みます。受給者の選定は、面接を通じて判断されます。
また、品川区は今年度から小中学生の学用品を所得制限なく無償化する取り組みも開始しており、子どもから大学生まで、幅広い世代への支援を拡充しています。この奨学金制度により、地域の学生たちが経済的な制約なく学業に専念できる環境づくりが進むことが期待されています。