広島カープからドラフト2位指名を受けた富士大の佐藤柳之介投手(22歳)は、自身の誕生日である11月1日に、岩手県花巻市内で指名あいさつを受けました。「22年間で一番うれしい日になりました」と、晴れやかな笑顔で語りました。
佐藤投手は、最速148キロの直球に加え、カットボールやスプリットなど多彩な変化球を巧みに操り、緩急を使った堅実なゲームメークで通算11勝を挙げた、北東北大学リーグを代表する左腕です。彼のピッチングスタイルだけでなく、人生設計も同様に堅実です。
野球以外の目標について尋ねられた佐藤投手は、「まず奨学金を返したいです。しっかり親孝行して、貯金します」と微笑みながら答えました。具体的な親孝行の形については、「野球を長くやること」と述べ、今後のプロ生活での活躍を通じて恩返しする決意を示しました。
奨学金返済をも見据えた堅実な生き方を貫く佐藤投手の未来に、期待が高まります。