辻静雄食文化財団は、食分野の教育と研究に生涯を捧げた辻調グループの創設者である辻静雄の志を受け継ぎ、2015年に設立されました。この財団は、全国の高校2年生を対象にした「次世代リーダーシェフ育成奨学金」の給付を行い、今年度も良質な学習意欲を持つ30名の奨学生を選出しました。

「次世代リーダーシェフ育成奨学金」は、将来調理や製菓の職業に就き、食の業界で活躍することを目指す高校生を対象としています。高等学校卒業後に調理系または製菓系分野へ進学し、食文化の発展に貢献する人材を育成することがこの奨学金制度の目的です。

奨学金の授与は、厳正な選考プロセスを経て行われます。第一次審査では、志願者がリーダーシェフとしての自身のイメージや将来の目標などを記したエントリーシートを提出し、書類審査が行われます。第二次審査では、選考面接が実施され、今年度も非常に学習意欲が高く、キャリア形成に積極的に考えている優秀な生徒30名が選ばれました。

辻静雄食文化財団は、奨学金の給付を通じて、奨学生たちの高校生活の充実と進路の実現をサポートし、将来、これらの学生たちが飲食業界をリードし、業界全体の発展に貢献することを期待しています。奨学生たちは、辻静雄の志に共感し、食文化の豊かさを築き上げる中で、自らのスキルと情熱を発揮していくことでしょう。

出典元：―公益財団法人辻静雄食文化財団―「次世代リーダーシェフ育成奨学金」を30名に給付　飲食業界の未来を担う人材の進学を支援｜産經新聞