JR九州は、2026年度以降に入社する技術系新卒社員を対象に、奨学金の返還支援制度を導入すると発表した。日本学生支援機構の貸与型奨学金を利用し、定額返還方式で返済する社員を対象に、最大で月額1万5000円を10年間、合計180万円を会社が代理返還する。
対象となるのは「車両・運輸」「保線・土木」など技術系6部門で、乗務員や管理部門などの事務系職種は含まれない。この支援制度は、技術系人材の確保を目的としたもので、JR九州の古宮洋二社長は「メーカーなどとの人材獲得競争が激化する中、優秀な人材を確保するための施策」と説明している。
同様の奨学金返還支援制度は九州電力でも導入されており、企業間での人材獲得競争が一層激しくなる中、JR九州の取り組みがどのような影響を与えるか注目される。
出典元:JR九州が奨学金の返還支援 技術系新卒社員が対象「優秀な人材確保のため」2026年度から最大180万円 福岡|Yahoo!ニュース