丸亀市が、地域の担い手としての若者の流出を防止し、Uターンの促進を図るため、最大80万円の奨学金返済を支援する制度を今年度から導入しました。
この取り組みは、ボートレースの収益を財源とする次世代育成基金を活用し、新たに「奨学金返還支援事業補助金」を創設することで実現されました。
対象となるのは、日本学生支援機構の貸与型奨学金などを返済中の市民で、毎年8万円を上限に、申請の前年度に返済した元金と利息の合計額を最大で連続10年間にわたって補助するものです。
今年度の申請期間は9月2日から10月31日までで、条件としては、奨学金の一部を昨年度中に返済した市民で、申請時点、もしくは大学などへの進学で転出する直前に、連続して3年以上住民登録があることが挙げられます。
この制度を利用するためには、毎年度ごとに申請が必要であり、市内に住み続けることで返済の支援を受けられるようになっています。
丸亀市は、若者の定住を促進するこの取り組みを通じて、地域経済や社会の健全な発展に寄与することを目指しています。