陸前高田市は、地元出身の学生を支援するため、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングを今月からスタートしました。この取り組みは、経済的な事情で修学が困難な学生を支援するための奨学金制度の資金を賄う目的で行われています。
今年度から本格的に開始されたこの奨学金制度は、返済不要の給付型で、20人分の奨学金が市の一般財源から提供されています。しかし、来年度からは一般財源での支援を10人分にとどめ、それを超える分については、ふるさと納税を通じて集めた資金を充てる予定です。
クラウドファンディングに寄付した人は、寄付額に応じて市内で生産された米やリンゴなどの返礼品を選ぶことができるほか、返礼品を受け取らずに全額を奨学金の資金に充てることも可能です。市は目標額を5人分の奨学金に相当する1,600万円に設定しており、この資金は地元出身の大学生や専門学校生を対象とした入学時の一時金などに活用される予定です。
このクラウドファンディングは来年1月31日まで受付が行われており、地域の学生を支援するために広く寄付を呼びかけています。