結婚はもはや「贅沢品」!?

今日は、奨学金問題が私たちの社会にどのような影響を与えているのかについて、少し興味深いデータを基にお話ししたいと思います。

国立社会保障・人口問題研究所が2021年に実施した「第16回出生動向基本調査」では、18歳から34歳の未婚者の約80%以上が「いずれ結婚するつもり」と回答しています。
しかし、結婚に至らない理由の一つとして、奨学金の返済が挙げられていました。
この記事の中で特に衝撃的だったのは、「結婚が贅沢品になっている」という認識が広がっているという指摘です。

結婚が贅沢品と捉えられるようになると、少子化が進むのは当然のこと。
その結果、社会全体の活力や国の発展に大きな影響を及ぼす可能性があります。
この問題の背後には、進学時に多額の奨学金を借り、それが返済負担としてのしかかる現実があります。
奨学金が全ての問題の根源ではありませんが、その影響を軽視することはできません。

例えば、進学時に200万円を無利子で借りた場合でも、その返済が結婚や出産の選択肢に影響を与えている現状があります。
もし仮に奨学金問題が完全に解消されたとしても、それだけで結婚する人が大幅に増えるとは限りません。
しかし、それが結婚を躊躇する理由の一つになっているのも事実です。

私たち「奨学金バンク」では、この問題に対して具体的な解決策を模索しています。「結婚は贅沢品ではない」という認識を社会全体に広め、少子化や社会の停滞を防ぐために、奨学金問題に向き合い続ける必要があると感じています。

引き続き、奨学金バンクに関連する取り組みを進めてまいりますので、応援のほどよろしくお願いいたします。

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