奨学金に関するご質問の中で、意外と多いのが「赤点を取ったら奨学金は止まりますか?」というものです。
今回はこの疑問について、制度の仕組みを踏まえて整理します。
結論からお伝えすると、赤点を取っただけで、すぐに奨学金が止まることはありません。
奨学金には「適格認定」という制度があり、成績や学業の状況に応じて区分が判断されます。主な区分には、継続、警告、停止、廃止があります。
警告は、成績が著しく低下している場合などに出されることがありますが、この段階では奨学金の支給自体は継続されます。
一方で「停止」となった場合は、一定期間、奨学金の交付が中断されることがあります。
さらに「廃止」となると、奨学生としての資格そのものが失われ、奨学金は打ち切りとなります。
注意が必要なのは、赤点そのものよりも、卒業の見込みがなくなった場合です。
単位不足などにより卒業が延期される、または修業年限内での卒業が難しいと判断された場合には、原則として奨学金は廃止となります。
そのため、赤点を取ったかどうかよりも、学業を継続できているか、卒業の見通しが立っているかが重要なポイントになります。
奨学金の継続条件や適格認定の詳細については、日本学生支援機構の公式ホームページに詳しく掲載されています。
自分の状況がどの区分に当てはまるのか、一度確認しておくことをおすすめします。
不安を感じたときは、早めに制度を正しく知ることが、安心につながります。