奨学金の代理返還制度を導入している企業に就職すると、将来の転職がしづらくなるのではないか。
今回は、そんな視聴者の方から寄せられた質問について考えてみたいと思います。
結論からお伝えすると、奨学金の代理返還を行っている企業に就職したからといって、転職が特別しづらくなるということは、基本的にはありません。
確かに、企業が奨学金を代理返還してくれるということは、それだけ金銭的な支援を受けているということになります。その支援に強く依存している状態であれば、心理的に転職をためらうケースはあるかもしれません。ただ、それは制度そのものの問題というよりも、個人のマネープランや考え方による部分が大きいと感じています。
実際には、社会人として数年が経ち、30歳前後になってくると、生活基盤やスキルもある程度安定してきます。その段階で、自分のキャリアをどう広げていくかを考え、転職という選択肢を取ることはごく自然なことです。奨学金の代理返還を受けていたからといって、その判断が妨げられるわけではありません。
大切なのは、奨学金の返済と転職を必要以上に結びつけて考えないことです。それよりも、ファーストキャリアの中でしっかりとスキルを身につけ、あわせて自分自身のマネープランやお金に対する知識を高めていくことが重要だと思います。
奨学金はあくまで人生を前に進めるための手段の一つです。返済の有無や支援制度に縛られすぎず、自分自身のキャリアの選択肢を冷静に考えていくことが、結果的により良い判断につながるのではないでしょうか。
今後も、奨学金やキャリアに関する疑問や不安について、わかりやすく情報を発信していきたいと思います。