TBS NEWS DIGで、北陸信越ブロックから初当選した若手政治家の記事が紹介されていました。取り上げられていたのは、30歳で当選した 古井康介 さんです。
記事の中で印象的だったのは、彼が高校時代に奨学金制度に救われたという話でした。三兄弟の中で進学を目指すにあたり、奨学金制度と出会ったことで希望する進路に進むことができたと語っています。
しかし同時に、こうも述べていました。
それは「運」という側面があったと。
だからこそ、運に左右される仕組みではなく、しかるべき人がしかるべき形で挑戦を支援される社会をつくりたい。そうした政治を目指したいという趣旨の発言が紹介されていました。
この言葉に強く共感しました。
奨学金は、親の経済状況や偶然の出会いによって左右されるものではなく、本来は公平なスタートラインを整えるための制度です。近年では「親ガチャ」という言葉が使われることもありますが、運や家庭環境に人生が大きく左右される社会は健全とは言えません。
奨学金は、運を補う制度ではなく、挑戦を支える仕組みであるべきです。
教育と就業が安心して循環する社会。
学びたい人が学び、働きたい人が挑戦できる環境。
そのためには、制度設計の視点が欠かせません。奨学金は単なるお金の問題ではなく、社会のあり方を映す鏡でもあります。
運ではなく、仕組みで支える。
この視点を忘れずに、奨学金の在り方を考えていきたいと思います。