今回は、「相対的貧困」とそれに対応する新たな奨学金制度についてお話ししています。
先日、文部科学省のドラマ『御上先生』とともに取り上げた「相対的貧困」ですが、これは絶対的にお金がないというよりも、家計が急変し、相対的に生活が苦しくなっていく状態を指します。
特に、失業や破産、離別、死別などによる収入の急激な減少は、多くの学生に影響を与える現実的な問題です。
そんななか、近畿大学が在学生向けに「家計急変給付奨学金」という制度をスタートさせました。
この制度は、1年以内に家計を支える人が重大な変化に見舞われた学生に対して給付型の奨学金を支給するものです。
これまでの奨学金制度は、家庭の年収や学生の成績などの「スタート時点」が評価の対象になることが多かったですが、今回の取り組みは、在学中に状況が変化した学生をしっかり支援するという新しいスタイルです。
これは本当に意義ある一歩だと思いますし、今後他大学にも広がっていくといいなと感じました。
近畿大学に在学中の方はもちろん、同様の制度を取り入れたいと考えている教育関係者の方にも、ぜひ知っていただきたい内容です。
引き続き奨学金関連情報を発信していきますので
応援のほど、よろしくお願いいたします。