結婚した相手に、実は240万円の奨学金返済が残っていたとしたら、あなたはどう感じますか?
東洋経済オンラインに掲載された記事では、結婚後に配偶者の奨学金返済が判明したというエピソードが紹介されています。結婚前には把握していなかった借金や返済について、どのように向き合うべきなのでしょうか。
今回は、この事例をもとに、奨学金返済と結婚の関係、結婚前にお金について話し合う大切さを考えます。
結婚後に発覚した240万円の奨学金返済
動画で取り上げたのは、東洋経済オンラインに掲載された、結婚相手の奨学金返済をめぐるエピソードです。
記事の内容によると、夫婦はマッチングアプリを通じて知り合い、結婚しました。夫の年収は約600万円、妻は約500万円で、世帯年収は約1,100万円という状況でした。
しかし、結婚後にお互いの貯金などについて確認するなかで、夫に240万円の奨学金返済が残っていることが判明します。
結婚前には把握していなかった返済の存在に、妻は驚いたとされています。
このエピソードは、奨学金の返済が単に個人のお金の問題にとどまらず、結婚後の家計や夫婦間の信頼にも関わることを考えさせられる事例です。
なお、動画では記事の内容がどこまで事実なのかは確認できないとしたうえで、奨学金返済を相手に伝えにくいという悩みは、ほかの人にも起こり得る問題として取り上げています。
奨学金があると結婚できない? 相手に言い出せない人も
奨学金を借りている人のなかには、結婚を考えている相手に返済のことを伝えにくいと感じる人もいます。
動画内でも、奨学金を借りている人へのヒアリングやインタビューを通じて、返済があることを理由に結婚に踏み切れなかったり、実際に結婚を断られたりした人がいると紹介しています。
奨学金は、進学に必要な費用を支えるために利用する制度です。一方で、貸与型奨学金の場合は卒業後に返還する必要があり、返済が続いている間は毎月の家計にも影響します。
そのため、結婚後の生活費や住居費、将来の貯蓄などを考えるうえで、奨学金の返済状況は共有しておきたい情報の一つといえるでしょう。
ただし、奨学金があることだけで結婚できないと決まるわけではありません。返済額や残りの期間、収入、生活設計などを踏まえ、二人で考えていくことが大切です。
大学生の約2人に1人が利用する奨学金。決して他人事ではない
動画では、大学生の約2人に1人が奨学金を借りており、平均的な借入額は約300万円、返済期間は約15年という規模感にも触れています。
このように、奨学金の返済は卒業後すぐに終わるとは限りません。20代や30代になっても返済が続いている人にとって、結婚や出産、住宅購入といったライフイベントと重なる可能性があります。
仮に夫婦の両方に奨学金返済が残っていれば、二人分の返済を考慮して家計を組み立てる必要があります。
大切なのは、奨学金があること自体を必要以上に悲観するのではなく、残りの返済額や月々の返済額を把握し、将来の生活設計に反映することです。
※奨学金の利用割合や借入額、返済期間は、調査対象や年度、制度によって異なります。
結婚前に奨学金の返済について話し合うべき理由
結婚後は、生活費や住居費、貯蓄など、二人で相談して決めるお金の問題が増えていきます。
そのため、結婚前に次のような点を確認しておくと、将来の家計を考えやすくなります。
- 現在の返済額: 奨学金の残額や毎月の返済額はいくらか
- 返済期間: あと何年程度、返済が続く見込みなのか
- 家計への影響: 結婚後の生活費や貯蓄にどの程度影響するのか
- 今後のライフプラン: 住居購入や子育てなどの計画と両立できるか
こうした話し合いは、奨学金を借りている側だけが責任を感じるためのものではありません。お互いの経済状況を理解し、納得できる生活設計を考えるためのものです。
また、返済が負担になっている場合は、利用している奨学金制度の相談窓口や、利用可能な返還支援制度について調べることも選択肢になります。
奨学金の返済を支援する仕組みもある
奨学金の返済について考える際には、自分で返済を続けるだけでなく、利用できる支援制度がないか確認することも大切です。
たとえば、企業が従業員に代わって奨学金を返還する「奨学金返還支援制度」などがあります。制度の有無や支援内容は企業によって異なるため、勤務先の制度や応募先企業の福利厚生などを確認してみましょう。
奨学金返済を取り巻く環境は一つではありません。返済状況を把握したうえで、利用できる制度を調べ、無理のない返済計画を立てることが重要です。
まとめ:奨学金の返済は、結婚前に共有しておきたい大切なお金の話
結婚後に相手の奨学金返済が判明したという今回のエピソードは、結婚前にお互いのお金について話し合うことの大切さを考えさせられます。
奨学金を借りていることは、決して珍しいことではありません。しかし、返済が続いている場合は、結婚後の家計や将来の計画にも関わるため、相手に伝えにくいと感じていても、早い段階で共有しておくことが望ましいでしょう。
返済額や期間をお互いに把握し、必要に応じて支援制度も活用しながら、二人に合った生活設計を考えていくことが大切です。
あなたなら、結婚相手に奨学金の返済が240万円残っているとわかったら、どうしますか?
奨学金返済について、結婚前に話し合っておきたいことを考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。