進学届の入力ミスは、送信前なら訂正可能な項目を画面で修正できます。送信後は自分で再入力できないため、進学先の学校の奨学金担当窓口へ相談してください。 間違えた項目によって対応が異なり、送信後に変更できない内容もあります。
この記事では、提出内容の確認方法から、項目別の注意点、学校へ連絡するときに整理しておくことまで説明します。
出典:JASSO「2026年度入学者用 進学届入力下書き用紙」
進学届の入力ミスは、送信前なら訂正・送信後なら学校へ相談
最初に確認したいのは、進学届をすでに送信しているかどうかです。状況に応じて、次のように対応しましょう。
| 現在の状況 | 最初にすること |
|---|---|
| まだ送信していない | 入力内容を確認し、訂正可能な項目を修正する |
| 送信後に誤りに気づいた | 提出内容を確認し、進学先の学校へ相談する |
| 送信が完了したか分からない | 再ログインして提出状況を確認する |
ここで扱うのは、予約採用の採用候補者が進学後に提出する「進学届」です。高校などで行う予約採用の申込みとは手続きが異なるため、申込時の訂正方法をそのまま当てはめないようにしてください。
送信前は「確認・訂正する」から修正する
入力を終えると表示される「進学届提出情報一覧」で、内容を確認します。誤りがあれば、次の順に修正してください。
- 該当項目の「確認・訂正する」を押す。
- 入力画面で正しい内容に修正し、「確定」を押す。
- 一覧を再確認し、誤りがないことを確かめてから送信する。
学校の識別番号を誤って入力し、学校情報が正しくない場合は、送信前に「入力中の進学届の初期化」からやり直す方法が案内されています。初期化すると入力を最初からやり直すため、通常の項目訂正とは区別してください。
送信前の確認には、下書き用紙と実際の入力内容を照合するとよいでしょう。
送信後や送信できたか不明な場合は、提出内容・状況を確認する
送信後も、スカラネットに再ログインして入力内容を確認できます。「進学届提出メニュー」にある、次のボタンを使い分けてください。
- **「提出内容の確認」:**自分が入力した内容を確認する。
- **「提出状況の確認」:**提出状況や奨学金の採用状況を確認する。
ただし、提出内容を確認できることと、自分で修正・再送信できることは別です。 誤りが見つかったら、学校へ相談しましょう。また、最終的な採用結果は学校で確認してください。
学籍番号・振込口座など、間違えた項目ごとに対応を確認する
送信後の入力ミスは、どの項目でも同じ方法・時期に訂正するとは限りません。まず、間違えた項目を特定してください。
| 間違えた項目 | 対応・注意点 |
|---|---|
| 学籍番号 | 学校の指示に従う。訂正は採用決定後に学校が行う |
| 奨学金の振込口座 | 学校の指示に従う。判明時期によって初回振込が遅れる場合がある |
| 氏名・住所 | 誤っている箇所と正しい内容を学校へ伝え、必要な手続きを確認する |
| 学校・学部・学科、卒業予定年月など | 学校へ入力内容を伝え、対応を確認する |
| 生計維持者情報・通学形態など | 正しい状況を学校へ説明し、訂正方法や必要書類を確認する |
JASSOは、学籍番号の訂正について「採用決定後に学校にて行われる」と案内しています。これは訂正の実施時期についての説明です。誤りに気づいたら、まず学校に連絡して指示を受けましょう。
氏名・住所などについても、「後でまとめて直せばよい」と自己判断せず、手続きの要否を確認してください。
出典:JASSO「学籍番号を誤って入力した場合」、JASSO「進学届入力下書き用紙」4ページ
振込口座の誤りは、初回振込が遅れる場合がある
振込口座を間違えて送信した場合は、学校へ相談し、その指示に従ってください。
JASSOによると、誤りが判明した時期によっては、初回の奨学金振込が翌月以降に遅れる場合があります。 口座を訂正すれば当初の予定日に必ず振り込まれる、とは限りません。
相談前に、金融機関名・支店名・口座番号など、どこに誤りがあるかを確認しておくと説明しやすくなります。学校には訂正方法に加えて、振込への影響をいつ、どのように確認できるかも尋ねましょう。
辞退や保証制度の選択は、送信後に変更できない場合がある
入力ミスを学校へ相談しても、すべての内容を希望どおりに変更できるわけではありません。特に、奨学金の辞退と保証制度には変更上の制限があります。
第一種・第二種・入学時特別増額貸与奨学金の辞退は取り消せない
進学届で第一種・第二種奨学金や入学時特別増額貸与奨学金を辞退して送信した場合、辞退の取消しはできません。誤って選択した場合でも取り消せるとは案内されていないため、送信前に希望内容を確認することが大切です。
すでに送信した場合は、選択した内容を学校へ伝えて相談してください。「学校に頼めば辞退を取り消せる」とは考えず、その後に取り得る手続きがあるかを確認しましょう。
出典:JASSO「進学届入力下書き用紙」11・14・15ページ等
提出後に機関保証から人的保証へ変更することはできない
保証制度は進学届の提出時に変更できますが、提出後に機関保証から人的保証へ変更することはできません。
一方、採用後に人的保証から機関保証への変更を希望する場合にも条件があります。変更の方向によって扱いが異なるため、「保証制度は後から自由に変更できる」と判断しないようにしましょう。
選択を間違えたときは、現在の登録内容と希望する内容を学校へ伝えてください。
学校へは、誤った項目と正しい内容を整理して連絡する
相談先は、進学先の学校の奨学金担当窓口です。学生課・学生支援課など、学校によって名称が異なるため、学校公式サイトや配布資料で連絡先を確認してください。
連絡前には、次の順で情報を整理するとスムーズです。
- 提出内容・提出状況を確認する
送信済みかどうか、何を入力したかを確認します。 - 誤った内容と正しい内容を整理する
氏名、学籍番号、進学届の提出日、間違えた項目をまとめます。正しい情報を確認できる資料も手元に用意しましょう。 - 学校指定の方法で連絡する
窓口・電話・問い合わせフォームなど、学校の案内に従います。入力内容を自分で確認できない場合も、その状況を伝えてください。 - 必要な手続きと確認方法を聞く
書類の提出が必要か、期限はいつか、訂正されたことをどう確認するかを聞きます。振込口座の誤りなどでは、振込への影響も確認しましょう。
上記は相談を進めやすくするための準備例です。全国共通の提出書類や必須項目ではないため、具体的な手続きは学校の指示を優先してください。
入力ミスに関するよくある質問
Q. 学校から連絡が来るまで待っていてもよいですか?
誤りに気づいたら、自分から学校へ相談しましょう。JASSOは送信後の誤りについて、進学先の学校へ相談するよう案内しています。訂正の実施が採用決定後になる項目でも、連絡まで待つと自己判断しないことが大切です。
Q. 提出期限を過ぎてから入力ミスに気づいたらどうしますか?
すでに提出した進学届の誤りであれば、提出済みであることと誤りの内容を学校へ伝えてください。期限後にどのような対応が可能か、いつ処理されるかは、学校に確認する必要があります。
なお、「提出済みだが内容を間違えた場合」と「未提出のまま期限を過ぎた場合」は状況が異なります。相談時には、どちらなのかを明確に伝えましょう。
まとめ|進学届の送信後に誤りが分かったら、学校へ相談しよう
進学届の入力ミスは、送信前なら画面で訂正可能な項目を修正し、送信後なら進学先の学校へ相談します。提出内容を確認し、誤った項目と正しい内容を整理して連絡してください。
訂正の方法や時期は項目によって異なり、辞退など変更できない内容もあります。学校の指示を受け、必要な手続きと期限を確認しましょう。