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奨学金の転学手続きはどうする?提出先・期限・継続条件を解説【JASSO】

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奨学金の転学手続きはどうする?提出先・期限・継続条件を解説【JASSO】

JASSOの奨学金は、条件を満たして学校を通じた手続きを行えば、転学後も継続できます。まずは転学前の学校の奨学金窓口へ連絡し、「転学奨学金継続願」と学内の提出期限を確認しましょう。

JASSOが案内する提出期限は転学後3か月以内ですが、学校によっては退学手続き前の対応が必要です。この記事では、国内の大学等へ転学する人に向けて、提出先・期限・必要書類と、第一種・第二種・給付の継続条件を解説します。JASSO「転学・編入学」大阪大学「異動手続きについて」

※2026年度に転学する、JASSO奨学金を利用中の学生を主な対象としています。情報確認日:2026年9月3日。

転学後も奨学金は継続可能|まず異動の区分を確認する

手続きを始める前に、自分の進学が奨学金上の「転学」に当たるか確認してください。学校が変わる場合でも、移動先や卒業の有無によって手続きが変わります。

大学の「編入学試験」でも奨学金上は「転学」の場合がある

JASSOでは、大学から別の大学など、同じ学校種別の途中年次へ移るケースを「転学」として扱います。試験の名称が「編入学試験」でも、それだけで奨学金上の「編入学」とは判断できません。

奨学金上の区分代表的なケース最初に確認する窓口
転学大学から別の大学の途中年次へ移る転学前の学校
編入学短大・高専・専門学校の専門課程を卒業・修了して、大学の途中年次へ進む編入学先の大学
転学部・転学科同じ学校の中で学部・学科などを変更する在籍している学校

表は代表例です。給付奨学金には、学校種別をまたぐ一部の進学なども編入学の対象となる例外があります。また、退学して別の学校の1年次から学び直す場合は、この表の転学に当てはまるとは限りません。学校名だけでなく、卒業・退学の有無と入学年次を伝えて確認しましょう。JASSO「転学・編入学」JASSO「転学部(科)」

大学・財団・自治体など独自の奨学金も利用している場合は、それぞれの運営主体へ転学時の扱いを確認してください。

転学の奨学金手続きは、転学前の学校への相談から始める

転学に伴う継続手続きは、次の順に進めます。

  1. 転学前の学校で、必要書類と学内期限を確認する
  2. 転学奨学金継続願を記入し、転学前の学校へ提出する
  3. 借用金額が増える場合は、追加の記入・書類を整える
  4. 転学先で承認通知を受け取り、継続期間や振込予定を確認する

追加書類が必要な場合は、継続願と一緒に提出できるよう準備しましょう。

①退学・転学の前に、必要書類と学内期限を確認する

転学の予定が決まったら、現在の学校の奨学金窓口へ連絡してください。相談時には、利用中の奨学金の種類、転学先、転学予定日、入学する年次、退学予定の有無を整理しておくと確認が進みます。

注意したいのは、JASSOの提出期限と、学校が定める学内期限は同じとは限らないことです。

例えば大阪大学では、他大学へ編入する際の継続手続きについて、教務担当への退学手続きを行う前までの提出を求めています。これは同大学の運用ですが、自分の学校でも早期の対応が必要か確認する理由になります。大阪大学「異動手続きについて」

②転学奨学金継続願を記入し、転学前の学校へ提出する

JASSOの案内では、転学前の学校から「転学奨学金継続願」を受け取り、必要事項を記入して、その学校へ提出します。期限は転学後3か月以内です。実際の提出日は、学校から指定された期限に従ってください。JASSO「転学・編入学」

給付と貸与を併用している場合は、両方の手続きがそろっているか確認しましょう。大阪大学の案内でも、奨学金の種類ごとに必要書類が分かれています。大阪大学「異動手続きについて」

様式や添付書類は学校の案内で確認し、提出した書類の控えと提出日を残しておくと、その後の問い合わせに役立ちます。

③借用金額が増える場合は、追加の記入・保証関係書類を確認する

卒業予定時期が延び、貸与期間の延長によって借用金額が増える場合は、継続願の「変更後の借用金額」欄への記入が必要です。

この場合、人的保証を選んでいる人は、連帯保証人・保証人の自筆署名、実印による押印、印鑑登録証明書の添付も必要になります。すべての転学者に一律で必要な書類ではないため、自分が該当するかを確認してください。

借用金額の算出に迷う場合は、JASSOの資料を参照し、学校の担当者に記入内容を確認しましょう。JASSO「転学・編入学」の借用金額増加時の案内

④転学先で承認通知を受け取り、振込予定を確認する

継続願が承認されると、転学先の学校から承認通知が渡されます。書類を出した段階で手続きが完了したと思わず、承認された内容まで確認してください。JASSO「転学・編入学」

確認したいのは、継続できる期間、月額、次の振込予定です。振込が止まっている場合は、不足書類や手続き状況を学校へ問い合わせましょう。再開時期を自己判断して、学費などの支払予定を立てないことが大切です。

第一種・第二種・給付で異なる継続条件と受給期間

転学後に継続できる期間は、奨学金の種類や、これまでの利用状況によって異なります。「転学先を卒業するまで必ず受け取れる」とは限りません。

種類継続の主な条件期間について確認する点
第一種奨学金転学前後の両校の学校長が認めること同一年次を重複して履修すると、卒業前に貸与が終わる場合がある
第二種奨学金転学前後の両校の学校長が認めること転学後の卒業予定期まで継続可能。期間延長時は借用金額も確認する
給付奨学金転学先、単位の引継ぎ、学業状況などの条件を満たすこと過去の支援期間を含む上限や、学年重複の制限がある

表は国内の転学に関する概要です。給付の継続不可条件は、この後に説明します。JASSO「転学・編入学」

第一種・第二種は、学校の承認と継続できる期間を確認する

第一種では、同一年次を重複して履修する場合、転学後の標準修業年限から、すでに貸与された期間を除いた期間が継続貸与期間となります。継続年次へ進級する場合とは扱いが異なります。

第二種は、転学後の卒業予定期まで継続できる仕組みです。ただし、JASSOの期間案内には、学年進行型の学校では「卒業予定期まで」を「修業年限分まで」と読み替える注意事項があります。休止・停止によって期間が変わる場合もあるため、学校を通じて自分の終期を確認してください。JASSO「転学・転学部(科)後の奨学金の継続可能期間」

なお、短大等の卒業後に大学へ進むJASSO上の「編入学」は別の扱いです。第一種をそのまま継続することはできず、第一種を希望する場合は編入学先で新たに在学採用へ申し込みます。JASSO「転学・編入学」

給付は、転学先・単位の引継ぎ・学業状況などを確認する

給付奨学金では、次のいずれかに当てはまると、転学後の継続はできません。

  • 転学先が、国または自治体の確認を受けた「確認大学等」に該当しない
  • 転学前の学校で取得した単位が、転学先へ引き継がれていない
  • 前の学校に在学しなくなってから転学までに、所定の1年の期限を過ぎている
  • 前の学校を卒業、または最終学年の課程を修了している。ただし、短大等の卒業・修了後の大学編入など、別途対象となる進学を除く
  • 転学前の学業成績が、適格認定で「廃止」に相当する
  • 転学前の学校で、懲戒による退学・除籍・停学の処分を受けている。停学は無期または3か月以上
  • 虚偽の申告や不正によって給付奨学金の支援を受けている

一つの条件だけで判断せず、該当する項目がないか学校へ確認しましょう。JASSO「転学・編入学」

支給期間は、転学前に給付奨学金または授業料等減免の支援を受けた期間を含め、通算72か月が上限です。在籍中の「停止」期間も支援を受けた期間に含まれます。転学によって支援期間がゼロから数え直されるわけではありません。JASSO「転学・編入学」

また、カリキュラム上やむを得ない場合を除き、学年重複は認められません。単位がどの程度引き継がれ、どの年次から学ぶことになるかを転学先で確認してください。JASSO「転学・転学部(科)後の奨学金の継続可能期間」

転学手続き中も在籍報告と変更届を確認する

給付奨学金の「在籍報告」は、転学の継続手続き中でも必要です。定められた期間に、スカラネット・パーソナルから報告してください。

継続願を提出して手続き中の場合、画面に転学前の学校が表示されることがあります。JASSOは、この場合も「在籍しています」を選択して入力を進めるよう案内しています。以前の学校名が出ることを理由に報告を見送らず、不明点は学校へ問い合わせましょう。JASSO「在籍報告」

転学と同時に引っ越す場合は、住所や通学形態の変更手続きも確認が必要です。自宅通学から自宅外通学へ変わる場合などは、必要な申請・書類を学校に確認してください。JASSO「在学中の各種変更等の届出・願出」

授業料等減免も利用している人は、転学先で必要な申請や納付期限について、あわせて確認しておきましょう。

転学時の奨学金手続きで迷いやすいケース

退学後、期間を空けて転学する場合も継続できる?

給付奨学金と貸与奨学金では、扱いが異なります。

給付では、退学から1年以内の転学も対象に含まれます。ただし、期限の境目に注意してください。JASSOは、3月31日付で退学した場合、翌年4月1日以降の転学では継続できないと案内しています。期間以外にも、単位の引継ぎなどの条件を満たす必要があります。

貸与の国内転学では「退学後に引き続き」転入することが定義に含まれます。給付の1年の扱いを、そのまま貸与に当てはめることはできません。退学日と転学日を学校へ伝え、継続手続きの対象になるか確認してください。JASSO「転学・編入学」

転学後3か月を過ぎた場合はどうすればよい?

すぐに転学前の学校の奨学金窓口へ連絡してください。転学日、提出状況、利用中の奨学金の種類を伝え、対応を確認しましょう。

JASSOの案内は転学後3か月以内の提出です。期限を過ぎても必ず受け付けられる、事情を説明すれば継続できるとはいえません。継続の可否や必要な対応は、学校を通じて確認する必要があります。JASSO「転学・編入学」

奨学金を継続できない場合、返還の手続きも必要?

貸与が終了する場合は、返還に向けた手続きも学校へ確認してください。退学に伴って終了する場合、JASSOは貸与奨学金返還確認票の確認や、口座振替の加入手続きなどを案内しています。資格を失った後に振り込まれた奨学金は、学校の指示に従って返金する必要があります。JASSO「退学」

貸与終了後も対象となる学校に在学する場合は、願出によって返還を先送りする「在学猶予」を利用できることがあります。自分に必要な願出を転学先で確認しましょう。在学猶予は、奨学金の受給を再開する制度ではありません。JASSO「在学猶予」

給付奨学金は、継続できない場合に支給終了の手続きが必要ですが、支給終了と、すでに受け取った分の返還が必要かどうかは別の問題です。学校からの通知で自分の扱いを確認してください。

退学に伴う手続きを詳しく知りたい場合は、「奨学金は中退したらどうなる?返済・手続き・注意点をわかりやすく解説」も参考にしてください。

まとめ|転学前の学校で必要書類と提出期限を確認しよう

転学後も奨学金を継続するには、自分の進学がJASSO上の「転学」に当たるかを確認し、奨学金の種類に応じた手続きを行う必要があります。

まずは転学前の学校の奨学金窓口へ、転学予定と継続を希望することを伝えましょう。確認するのは、必要書類・学内の提出期限・継続できる期間の3点です。退学手続きを先に進める前に相談し、提出後は転学先で承認内容まで確認してください。

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