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高卒認定でもJASSOの奨学金は使える?進学前に知っておきたい条件と手続き【2027年度】

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高卒認定でもJASSOの奨学金は使える?進学前に知っておきたい条件と手続き【2027年度】

高卒認定試験の合格者・合格見込者でも、一定の条件を満たせば日本学生支援機構(JASSO)の奨学金を利用できます。

特に、大学・短大・専門学校などへの進学前に申し込む「予約採用」では、高校に在籍している学生とは申込方法が異なり、高卒認定試験の合格者・合格見込者はJASSOへ直接申し込むことが大きなポイントです。

給付奨学金、第一種奨学金、第二種奨学金はいずれも条件を満たせば利用を検討できます。ただし、高卒認定を取得しているだけで採用されるわけではなく、奨学金ごとの申込資格や家計基準などを満たす必要があります。

この記事では、2027年度に大学・短大・専門学校などへの進学を予定している人を中心に、高卒認定者が利用できるJASSOの奨学金、申込条件、申し込み方、期限、家計基準について解説します。

【この記事の要約】

  • 高卒認定試験の合格者・合格見込者でも、条件を満たせばJASSOの奨学金を利用できます。
  • 進学前の予約採用では、高卒認定者は高校を通さずJASSOへ直接申し込みます。
  • 給付奨学金・第一種奨学金・第二種奨学金は、それぞれ申込資格や家計基準を確認する必要があります。
  • 2027年度進学者の給付奨学金の家計判定では、2025年の所得等に基づく2026年度住民税情報が使われます。
  • 申込期限や資料請求期限は年度によって変わるため、JASSO公式情報を確認することが重要です。

高卒認定でも奨学金は利用できる?

高卒認定試験の合格者・合格見込者でも、一定の条件を満たせばJASSOの奨学金を利用できます。

JASSOでは、高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)の合格をもって翌年度に大学等へ進学を希望する人について、進学前の「予約採用」の申込手続きを案内しています。

一般的に高校生が予約採用へ申し込む場合は在籍する高校等を通じて手続きを行いますが、高卒認定試験の合格者・合格見込者については、JASSOへの直接申込みとなります。

そのため、「高校に在籍していないから奨学金を申し込めない」と考える必要はありません。

ただし、高卒認定を取得していることだけで奨学金の利用が決まるわけではありません。奨学金の種類ごとに申込資格、学力・学修要件、家計基準などを確認する必要があります。

詳しい申込資格は、JASSOの「高卒認定試験合格者等の申込手続きについて」で確認できます。

高卒認定者は通常の高校生と申込方法が違う

大学・短大・専門課程を置く専修学校などへの進学前に奨学金を申し込む場合、通常は在籍する高校等を通じて予約採用を申し込みます。

一方、高卒認定試験の合格者・合格見込者は、進学予定の学校ではなくJASSOへ直接申し込むことになっています。

この違いは、高卒認定から進学する人が奨学金を準備するときに特に重要です。

なお、現在高校や専修学校高等課程に在籍している人については、高卒認定試験の合格者等に該当していても、JASSOへの直接申込みではなく、在籍する学校へ確認する必要があります。

高卒認定でも給付・第一種・第二種を検討できる

JASSOには、大きく分けて返還不要の「給付奨学金」と、卒業後などに返還する「貸与奨学金」があります。

種類返還高卒認定者主な確認事項
給付奨学金原則不要対象になり得る申込資格・家計基準・学修要件・対象校など
第一種奨学金必要・無利子対象になり得る申込資格・学力基準・家計基準など
第二種奨学金必要・有利子対象になり得る申込資格・学力基準・家計基準など

どの制度を利用できるかは、高卒認定を取得しているかどうかだけでは決まりません。希望する進学先や家計状況なども含めて、それぞれの基準を確認しましょう。

高卒認定者がJASSOの予約採用に申し込める条件

高卒認定者の予約採用には、通常の高校生とは異なる申込資格があります。

JASSOでは、すでに高卒認定試験に合格している人と、当年度の高卒認定試験に合格する見込みの人について、それぞれ条件を定めています。

すでに高卒認定試験に合格している場合

2027年度進学者向けの予約採用では、すでに高卒認定試験に合格している人について、原則として次の条件を確認する必要があります。

  • 高卒認定試験受験資格取得年度(16歳となる年度)の初日から、認定試験合格までの期間が5年を経過していないこと
  • 高卒認定試験の合格者となった年度の末日から、申込みを行う日までの期間が2年以内であること

ただし、5年を経過している場合でも、その後から高卒認定試験合格までの間、進学後の学修意欲を持って毎年度高卒認定試験を受け続けていれば、対象となる場合があります。

また、高卒認定試験の合格点を得た人が18歳未満の場合には、18歳に達した日の翌日から認定試験合格者となるという取り扱いもあります。

自分が対象になるか判断しにくい場合は、年齢や受験年度だけで判断せず、JASSO公式の申込資格を確認してください。

2026年度に高卒認定試験へ合格する見込みの場合

2026年度に高卒認定試験を受験し、合格後に2027年度から大学等への進学を予定している人も、一定の条件を満たせば予約採用に申し込めます。

JASSOは、令和8年度の高卒認定試験の受験を申請した人について、原則として16歳となる年度の初日から起算して5年を経過していないことなどを申込資格として示しています。

5年を経過している場合にも、一定の条件を満たせば対象となる場合があります。

「まだ高卒認定試験に合格していないから申し込めない」とは限らないため、2027年度に進学する予定がある場合は、JASSOの最新情報を確認しましょう。

JASSOの公式FAQでも、高卒認定試験の合格見込者が一定の条件を満たせば予約採用へ申し込めることが案内されています。

JASSO「今年、高等学校卒業程度認定試験に合格する見込みです。申込みできますか。」

高卒認定者が利用を検討できる奨学金の種類

給付奨学金

給付奨学金は、原則として返還する必要がない奨学金です。

高卒認定試験の合格者・合格見込者も、JASSOが定める申込資格を満たせば予約採用に申し込めます。

ただし、給付奨学金では家計基準や学修に関する要件などを満たす必要があります。また、進学先が高等教育の修学支援新制度の対象校として確認を受けていることも重要です。

授業料等の減免を希望する場合も、給付奨学金の申込みと関係するため、進学予定校が対象となっているか確認しましょう。

対象校については、文部科学省の「高等教育の修学支援新制度」などから最新情報を確認してください。

第一種奨学金

第一種奨学金は、無利子の貸与奨学金です。

高卒認定試験の合格者が大学・短大・専門課程を置く専修学校などへ進学する場合も、JASSOが定める条件を満たせば予約採用を利用できる可能性があります。

ただし、第一種奨学金には学力基準や家計基準などがあります。

高卒認定者については、一般の高校卒業予定者とは別に申込資格が案内されているため、JASSOの最新情報を確認することが大切です。

JASSO「進学前(予約採用)の第一種奨学金の申込資格」

第二種奨学金

第二種奨学金は、利息が付く貸与奨学金です。

高卒認定試験の合格者・合格見込者も、一定の条件を満たすことで予約採用の対象となります。

貸与奨学金は卒業後などに返還する必要があるため、給付奨学金とは性質が異なります。申込みを検討する際は、毎月の貸与額だけでなく、卒業後に返還する必要があることも踏まえて選択しましょう。

2027年度進学者の家計基準はどう確認する?

奨学金の対象になるかどうかを「親の年収だけ」で判断することはできません。

特に給付奨学金では、収入だけでなく、住民税情報や資産基準などを含めて判定されます。

JASSOによると、2027年度に進学する予定で予約採用に申し込む場合、生計維持者と申込者本人について、2025年1月から12月までの所得等に基づく2026年度の住民税情報などを使って家計基準を判定します。

そのため、2026年に収入が大きく変化した場合でも、予約採用の家計判定にそのまま反映されるとは限りません。

JASSO「高校生等対象 奨学金の家計基準の判定について」

給付奨学金は収入基準と資産基準の両方を確認する

2027年度進学予定者の予約採用における給付奨学金では、申込者本人と生計維持者について、収入基準と資産基準の両方を満たす必要があります。

収入基準は、単純な「世帯年収○万円以下」という判定ではありません。

JASSOでは、2025年の収入に基づく2026年度住民税情報から支給額算定基準額を算出し、支援区分を判定しています。

そのため、家族構成や税情報などによって判定結果が変わる可能性があります。

「年収だけを見て対象外だと思う」「年収だけを見て対象だと判断する」といった方法ではなく、JASSOの公式情報やシミュレーターなどを利用して確認することが重要です。

JASSO「進学前(予約採用)の給付奨学金の家計基準」

高卒認定者の奨学金予約採用の申し込み方

高卒認定者が2027年度の進学前に予約採用へ申し込む場合は、次の流れで準備します。

  1. 自分が高卒認定者向けの申込資格を満たすか確認する
  2. JASSOへ申込資料を請求する
  3. 必要書類を準備して申込手続きを行う
  4. 選考結果を確認する

1.高卒認定者向けの申込資格を確認する

まず、高卒認定試験の合格時期や受験年度などから、JASSOの予約採用の申込資格を確認します。

すでに合格している人と、2026年度の試験で合格見込みの人では条件が異なるため、自分がどちらに該当するかを確認しましょう。

2.JASSOへ申込資料を請求する

高卒認定試験合格者等は、通常の高校生のように在籍高校から資料を受け取るのではなく、JASSOが案内する方法で申込資料を請求します。

JASSOは2027年度進学予定者向けの高卒認定試験合格者等について、2026年10月8日(木曜日)までに申込資料を請求するよう案内しています。

資料は請求から発送まで1週間ほどかかる場合があるため、期限直前ではなく早めに確認することが重要です。

JASSO「高卒認定試験合格者等の申込手続きについて」

3.必要書類を準備して申し込む

申込資料を確認したら、JASSOが指定する方法で手続きを行います。

申込みでは、申込者本人や生計維持者のマイナンバーなどの提出が必要となる場合があります。

必要書類や提出方法、提出期限は年度によって変更される可能性があるため、手元にある過去年度の資料ではなく、今回の申込みでJASSOから案内された資料を確認してください。

4.選考結果を確認する

予約採用の選考結果は、JASSOの案内に従って確認します。

採用候補者に決定した場合も、進学後に必要な手続きがあります。予約採用に決まった時点ですべての手続きが完了するわけではないため、採用候補者決定後の案内も確認しましょう。

2027年度進学者はいつまでに申し込む?

高卒認定者が2027年度に大学等へ進学する場合、予約採用のスケジュールを早めに確認する必要があります。

JASSOが現在案内している高卒認定試験合格者等向けの申込日程では、インターネットによる申込入力について、第1回から第3回のほか、予備回が設定されています。

区分インターネットでの申込入力期限
第1回2026年5月31日
第2回2026年6月30日
第3回2026年7月31日
予備回2026年10月2日~10月16日

予備回は、進路変更や病気などのやむを得ない事情により第1回から第3回までに申し込めなかった人を対象とした募集日程です。JASSOは可能な限り第1回から第3回の日程で申し込むよう案内しています。

また、高卒認定試験合格者等向けの申込資料の請求期限は2026年10月8日(木曜日)です。

現在の時点でこれから申し込む場合は、資料請求の期限とインターネット申込の期限を混同しないよう注意しましょう。

【2027年度進学者はここを確認】

  • 高卒認定者向け申込資料の請求期限:2026年10月8日(木)
  • 予備回のインターネット申込入力期間:2026年10月2日~10月16日
  • 資料請求から発送まで1週間程度かかる場合がある
  • 最新の期限は申込み前にJASSO公式ページで必ず確認する

期限に間に合わなかった場合はどうする?

予約採用に申し込めなかった場合でも、奨学金制度がすべて利用できなくなるとは限りません。

JASSOでは、進学後に申し込む「在学採用」も用意されています。

特に貸与奨学金については、高卒認定試験合格者等向けの予約採用の申込資格とは別に、進学後の在学採用へ申し込むことができます。

在学採用の募集時期や具体的な手続きは進学先によって異なるため、入学後に大学・短大・専門学校などの奨学金担当窓口へ確認しましょう。

ただし、給付奨学金については進学先が対象校であることなど、別の条件があります。予約採用に間に合わなかった場合は、利用を希望する制度ごとに確認してください。

JASSO「進学前に申し込む(予約採用)」

高卒認定から進学する人が奨学金を申し込む前に確認したいこと

進学先が給付奨学金の対象校か確認する

給付奨学金を希望する場合、進学予定の大学・短大・専門学校等が高等教育の修学支援新制度の対象校として確認を受けているかを確認しましょう。

給付奨学金だけでなく、授業料等の減免を希望する場合にも関係します。

進学先が決まっている場合は、学校の公式サイトやJASSO・文部科学省の最新情報を確認するとよいでしょう。

給付と貸与の違いを確認する

給付奨学金は原則として返還不要ですが、貸与奨学金は卒業後などに返還する必要があります。

貸与額が大きいほど、卒業後の返還額も大きくなる可能性があります。

そのため、「いくら借りられるか」だけでなく、進学に必要な費用のうち、どこまでを奨学金でまかなう必要があるのかを考えて申し込むことが大切です。

最新のJASSO情報を確認する

奨学金の申込資格、期限、家計基準などは年度によって変更される可能性があります。

特に、これから2027年度に進学する人は、過去年度の記事やSNSの情報だけで判断せず、申込みの直前にJASSO公式サイトで最新情報を確認してください。

高卒認定でも奨学金は利用できる|まずはJASSOの条件と期限を確認しよう

高卒認定試験の合格者・合格見込者でも、一定の条件を満たせばJASSOの奨学金を利用できます。

特に重要なのは、次の4点です。

  • 高卒認定者でも奨学金の対象になり得る
  • 予約採用では高校を通さずJASSOへ直接申し込む
  • 給付・第一種・第二種それぞれの申込資格や家計基準を確認する
  • 2027年度進学者は申込資料の請求期限などを早めに確認する

また、2027年度の予約採用における給付奨学金の家計判定では、2025年の所得等に基づく2026年度住民税情報が使われます。現在の年収だけを見て対象・対象外を判断しないようにしましょう。

まずは自分が高卒認定者向けの予約採用の申込資格を満たしているかを確認し、JASSOから必要な資料を取り寄せてください。

制度の最新条件や申込期限については、必ずJASSO公式サイトで再確認することをおすすめします。

参考資料・公式情報

※奨学金の申込資格、家計基準、募集時期、必要書類などは変更される場合があるため、実際に申し込む際は必ず最新の公式情報をご確認ください。

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